フィレンツェから
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2008年 08月 16日
↑今日も1ポチッで応援よろしくお願いします♪ 昨日はトスカーナをはじめ全国のあちらこちら、特に北イタリアで嵐になりましたね。おかげで気温がぐっと下がり、久々に窓を閉めて寝ましたが、今日ももうお昼の12時を回ったというのにまだ寒いです。 イタリアはカレンダー上、昨日の8月15日が祭日(Ferragosto)なので明日17日まで三連休といった感じです。もちろんもっとずっと前から夏休みに入っている人も沢山いる訳ですが、かたやこの時期一生懸命働く人たちもいる訳で、一番働く人たち(笑)はどうやらこの3日間しか休まないようです。フィレンツェ市内のショップやバールなど、私の良く行く場所はここだけお休みするというところが多かったです。 そんな嵐が起こる前の早朝から昨日はmontalcino(モンタルチーノ)のワイナリーへお客様とご一緒してきました。たずねたワイナリーはCase Basse(カーゼ バッセ)さんです。 Ferragostoの祭日にワイナリーを見学させてもらえるなんていう幸運を得たのはSolderaの名で日本でも知られているBrunello di Montalcino(ブルネッロ ディ モンタルチーノ)が好きでうちお一人は現在ソムリエの資格を取るために日本で勉強なさっているというお方。是非こちらを訪問したいという依頼を頂き、ワイナリー側と交渉した結果、15日ならという意外なお返事に私もびっくり。大抵日曜、祭日は休みで見せてもらえないところが多いですから。 15日にフィレンツェの街にいても何も出来ないから(お店はほぼすべて閉まっている)と、依頼主のお客様も大喜び。 ただし、この日の見学は午前10時にして、とのことでフィレンツェを朝7時半に出発しました。 前もってgoogle mapで位置確認などをし、地図もプリントアウトして持参していましたが、なぜだかかなり不親切な案内で、ぜんぜん役に立たず・・・(笑) 結局、最後にワイナリーの人と話してワイナリーまでの行き方を説明して頂いた手書きの紙が役に立った訳ですが、それでもワイナリー近くの道を探し当てるまでは結構ドキドキでした。 まあ、ワイナリーっていつもこんな感じですけれど。それが友達と宝探し感覚でならいいとしても、仕事となるとちょっと焦ります。道を間違えた事を気づくまでには相当走ってしまう事もありますから。 無事に到着してオーナーGianfrancoさんのお嬢さんMonica Solderaさんにワイナリーを案内してもらいました。 これら2枚の写真はワイナリーの敷地内2hを占める庭園。モニカさんのお母さんが管理をなさっているそうです。 こちらのワインは自然派ワインなのですけれど、すべてがとことん徹底されていて驚かされました。このお庭ですが、愛でて楽しむためではなくすべてワインのためなんです。 ブドウ畑の敷地は約8,5h、その周りに森が8h、森も庭も自然派ワインを作るにはとても重要で、農薬散布を一切しない彼らのぶどうを害虫から守る役目をしています。自然の摂理ですって。 トスカーナのワイナリーでよく見かけるのはぶどう畑の両端にバラが植わっている光景。バラはぶどうよりデリケートなのでその年にバラが害虫に食われたり病気になると農家の人は先手を打ってぶどうに影響が出ないようにするんです。バラはそのバロメーターなんですね。でもこちらではそのバラを見かけませんでした。というのもブドウ畑を囲んでいる森すべてがその役割を果たしてくれているから。 ステキなお庭を抜けて、ブドウ畑を通って到着した先は2001年に新しくできたCantina(カンティーナ - ワイン貯蔵庫)。地下一階が醗酵室になっています。 ここのワイナリーはすべて自然に任せ化学薬品や人工のものは一切使わない主義。 ぶどうを収穫した後の一時発酵(アルコール発酵)もこのオークの大樽で自然酵母の力だけで発酵させます。アルコール発酵にはステンレスの温度管理できるタンクを使用するワイナリーが多い中、彼らはすべては自然のものをということで、温度管理もしないし、容器も自然界にある木を使用。こだわっています、本当に。 地下2階には熟成室があります。ここでは2004年から2007年までのワインが静かにゆっくりと熟成されています。この女性がオーナーのお嬢さんモニカさん。 私たちはここで樽から直接ワインを試飲させて頂きました。 この地下室へ降りる時にまず気づく事は、かび臭いにおいが全くしないこと。熟成室は温度が平均13~15度程度、湿度が80パーセント以上というところが多く、気をつけていないとすぐにカビが生えます。実際カビが壁のあちこちにあるワイナリーもあるんですけれど、こちらのワイナリーはそれが一切ないんです。 モニカさんいわく、ワインは生き物。熟成中にも呼吸をしているのでワインがかび臭い空気を吸っていてよい訳がない。その出来上がったワインは結果として私たち人間が飲むわけで、私たちの体にも良い事など全くないから。 という理論の元とても清潔に手入れがされています。 また、この熟成室は壁がセメントで覆われておらず石を積んで作られています。壁の厚さは1mでその奥にはさらに空間があってその先に土。更にこの壁には空気口がつけられています(写真真ん中下) セメントを使わない事で空気が密閉されないこと、空気口があることで汚い空気ときれいな空気が絶えず交換される事など面白お話を沢山伺いました。 ティスティングさせていただいたワインはさすがにそれだけのこだわりを持って作ってらっしゃるエレガントな味わいでした。 法律では彼らのぶどうの敷地面積8hに対して50,000本のワインを造ってよいことになっているのですが、彼らは毎年平均して15,000本程度しか生産しません。収穫期には良いぶどうだけを選定して最高級のワインを造るためだけに専念しているからなのです。 今年のこの地域は今までのところぶどうがすくすくと良く育っているそうです。翻って、キャンティルフィナの辺りは6月に雨が降りすぎたせいでぶどうの生育が芳しくなく今年は期待薄だという話も聞いています。 確かにこちらモンタルチーノのぶどうはかなり立派に育っていました。2008年度のビンテージが楽しみです。 残念ながらこちらのCase Basseさんでは直売はしてらっしゃいません。ワイナリー見学も事前に予約を入れないと急に伺っても見せてはもらえません。 モンタルチーノのエノテカで数軒彼らのワインを扱っているところがあります。 ちなみにその一軒Enoteca Fortezzaで見たところBrunello di Montalcino 2001年 Riserva(ブルネッロ ディ モンタルチーノ リゼルバ 2001年)は180ユーロでした。 またそのエノテカでは日本にはまだ出回っていないそのエノテカでしか購入できないCase Basseの新製品Pegasos IGTも先行販売しています。 さて、次回は・・・ Case Basseさん訪問の後向かった小さな村での食事編をお届けしたいと思います お楽しみに ヨーロッパ情報とお料理の部門でランキングに参加しています
by tammys04
| 2008-08-16 19:33
| Vini - ワイン、ワイナリー
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