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2008年 01月 24日
さて、今日は2部制です。
先ほどアップしたものに別枠のmoreで書いたのですが文字数が多すぎて送信できなかったので。 話は打って変わって私の身の上のこと。 長くなりますし消して面白いことではありませんので、興味のある方だけどうぞ。 昨年11月に日本から戻った後、しばらくブログを書けずにいました。ご心配を頂いていたのですが、これまでの自分のイタリアでの滞在とその後の形が大きく変わるというのが問題でした。 今日はそのことについて一つの区切りとして書きたいと思います。 イタリアという国ではEU諸国以外の人が働くためには就労ビザを取らなければなりません。それ以外にも学生ビザでパートタイム契約している人や永住権を持ち仕事をしている人などもいます。当然Nero(ネーロ)と呼ばれる労働許可なしで働く不法労働者も沢山います。 私は2001年に再びイタリアに戻って来て最初は学生での入国。2002年に学生から労働に滞在の形態を変える手続きを行い、それ以降ずっとある会社とコラボレーションでPermesso di lavoro autonomo contratto a progettista(労働滞在許可証 自由業 プランナー契約)というスタイルで延長してきました。最後についているprogettista(プロジェッティスタ)というのがプランナーとか企画立案者、という意味でイタリアの企業ではある企画に対して個人と最高3年までこのような契約が結べますが4年目以降も同じ人を使いたい場合には正式雇用にする事という法律があります。 これは労働者を守る法律として制定されたものですが、実情はその逆であることが多いのです。何しろそれ以前はprogettistaのかわりにCo Co Co(コココ)と呼ばれたCollaborazione Coordinate e Continuativaという簡単に言えば期限がなく継続的にコラボレーションできる契約スタイルが存在したのにそれがなくなってしまったのですから。 企業は当然正式雇用を嫌がります。人を一人正式に雇うとなるとお金がかかりますし、どんなに無能な人でも一度雇ってしまったらやめさせられないですから。 話しが反れましたが、私の場合はコ コ コ の後プロジェッティスタに変わり昨年秋でその3年が終了したのですが、それを知らされたのは契約が切れた翌日。 日本にいた10月中旬、社長からメールが来て「会計士からメールが来たけど今月末で契約が切れるから延長するのかってさ。するんだよね?」という内容が書かれていたので当然のごとく「お願いします」と返信したのでした。 10月終わりにイタリアに戻って事務所に戻った時も相変わらず「次来る時に契約の更新文書渡すよ」と言っていたにも関わらず11月1日(しかもイタリアは祭日)に電話で「残念ながら更新は出来ないそうだ」といわれたのでした。 青天の霹靂という言葉をこれ程ドーンと心に深く感じたのは生まれて初めてでした。初めは耳を疑いましたもの。 もちろん自分が法律に関して無知であったのですから人の事は責められないのかも知れません。でも、それなら何故あえて会計士からの確認メールが届いたのか。会計士であればその時点で3年目が終わる事は分っていたはずなのに。 その後いろいろな事が露見し(自分たちに不都合な)会社は手のひらを返したような態度になりました。後は勝手にしてくれと。 そこからなが~い一人での戦いが始まったのでした。右も左も分らないこの国の法律事情。県庁の移民局、役所の移民局、あちこちたらい回しにされ、その上どこでもきちんとした情報は得られず・・・会計士なんてどうやって探すの?誰に相談すればいいの?八方ふさがりで泣きたい日々の連続でした。どうしてこんな思いまでしてこの国にいなければならないのか。これまでずっと法律に則って滞在してきたのに・・・ 途方に暮れました。 一つ付け加えておくと、警察の滞在許可証を発行する機関はQuestura(クエストゥーラ)といいます。2007年1月に法律が変わり、全てのシステムが変わってから更に機能しない機関となりましたが、そんな事を予想してたのか前回の滞在許可の更新は2006年11月でした。何故か許可が2年出たのです。ですから滞在という事だけで言えば何の問題もなく私は今年の11月までは滞在できるのです。ただしこのままどの会社とも契約しなかったり仕事をした形跡を残すfattura(請求書)を切らず、では今年の11月に延長の申請は出来ません。 結局ここでもイタリア人の友達カップルMarco&Ceciのお世話になることとなります。彼らの会計士を紹介してくれてこれまでの事情を全て話すよう言われました。それまで県庁の移民局などでは全てを明確に話してはいけないと会社側から言われていたのです。 全てを話した上でその会計士は私の会計士にもなってくれることとなりました。 会計士を持つという事はこの国で個人事業主として国に申請することを指します(他にも意味があるかもしれませんが、今回は私を中心とした話題のため他は割愛)個人事業主として申請し活動する以外私に滞在する方法は残されていなかったのです。もちろん販売や事務などの仕事に携われば正式雇用という方法もあったでしょうが、それでは私の現在している通訳という仕事は出来なくなります。 結果2008年1月Partita IVAを開きました。このIVAを登録してナンバーを持つという事、商工会議所に自分の事業内容を明らかにすることから個人事業主としての一歩が始まるのです。これまでコラボレーションとはいえ全ての税金は会社が払っていましたが今後は全て自分にかかってくる負担です。その税率、合計で63,7%です。収入の半分以上が税金と年金として取られてしまうのです。そうして国の定める最低金額を上回らないと次回の滞在許可は更新ができません。 でもこうなってしまったからにはこの状況を受け入れ動き始めるしかないのです。昨年の出来事を当初は嘆いていましたが、そうしていても一日は過ぎてしまいます。 IVAを開いた事は事の終わりではなく出発点です。 今日からはまた前を向いて自分の力で一歩ずつ歩いてゆきます。きっとこれも神様が私に与える試練であり、これを乗り越える事によりきっとその先何かにつながるのだと信じてがんばるしかないのでしょう。 でもがんばるといってもお客様があっての私の仕事です。 私に通訳を依頼したいと、お料理を習いたいと思って頂けるようブログもサイトもマメに更新するように致しますので皆様のご協力、ご鞭撻をどうぞよろしくお願い致します。 そうして今回のような困難にはまたこうした友達の助けがあった事に深く感謝しています。こういう人たちがいなかったらたった一人の家族もパートナーもいない私のような人間が外国で暮らす事など到底出来ないのです。本当にほんとうに心の底からありがとう。 最後になりましたが長らくご心配くださった方々、ありがとうございました。 そして長い文章を最後まで読んで下さりありがとうございました。 尚、今回の記事に関して滞在や労働ビザについてお問い合わせなどのメールを頂いても各人でパターンも違いますし、市町村によっても形態が異なると思いますのでご返答は控えさせていただきますのでご了承下さい。
by tammys04
| 2008-01-24 20:53
| Vita - 暮らし
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