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2007年 06月 21日
ある夕方のこと、友達Heroから電話があり 「ちょっとー、メッセージ読んだ?」 とのこと。いや、気づいてませんでした、わたし・・・ それも夕食に来ないかという重大なお知らせメッセージに気づいてなかったなんて・・・ 当然、お邪魔しましたよ。Heroファンの皆さん、ごめんなさいね~。というか、彼は私の10年以上前からのたーいせつな友達なんですよ、彼がブログ始めるずーーっと前からの。 ということで今日はお呼ばれご飯のご紹介。Heroのブログともタイアップしての企画です。 ↑イタリアのおっきい蕗にぽちっとね♪ 毎日の応援ありがとうございます。 タイトルに蕗(ふき)づくしと書きましたが、私実は蕗嫌いでした、ぷぷーっ ^v^; だから家についてキッチンを覗いて蕗の筋を取るように言われた時、一瞬言葉がなかったんです。でも、きっと沢山のお料理の中の一品だろうと思っていたら・・・ 蕗、れんこん、竹の子、厚揚げの炊き合わせ、そして蕗と牛肉のピリカラ炒め(きんぴら) それに 蕗の甘辛煮 更に 蕗とサバの炊き込みご飯 テーブルに並べならが最初は「あれ、蕗以外のお料理ない・・・」とちょっとがっかりしていました、本音を言うと。お味噌汁はお豆腐とわかめのものでしたけど。 私は日本にいた頃食べられないものが多かったんです。肉は鳥以外嫌いでした。野菜ではニンジン、セロリ、玉ねぎ(→トスカーナ料理のベースですよ、ベース!!)、パセリ、蕗ももちろん、もう忘れてしまいましたが、それはそれは好き嫌いが多かったんです。あっ、脂肪分&脂の多いものはいまだに一切ダメです。乳製品も。香りの強いものもダメ。 今この事実を知った方はよくそんなんでお料理の先生をしてるなと、お思いの事でしょう。 人間、これがかわるんですよ、住む場所変わって、素材の味がかわると!! もちろんイタリアに来て最初から全てに問題が無く食べられた訳ではありません。でも、最初に住んだお料理上手なイタリア人のママや、留学時代で初期の頃に知り合ったHeroを始めとする人たちのお料理を口にする度、嫌いなものが減ってゆきました。 だからこの蕗づくしの食卓でもまず味の濃そうなものから試し、炊き合わせ、ご飯と食べてみましたが、そのどれもが美味しい事といったら。あの蕗独特の嫌な臭い(私にとってですが)がしないんです。生まれて初めてあんなに蕗をばくばくと大量に食べました。 当然、美味しい!これは食べられる!と思った時に彼には白状しましたよ、嫌いだったって。 すごく驚いてましたけれどね。無理しても嫌いなものは食べられないので、全く降参だった場合にもきっと打ち明けたと思いますけれど。現に彼らと一緒に住んでいるLuca(イタリア人)はギブアップしていました。 沢山作ったからといって帰りにお土産にもたせてくれたけど、あまりに美味しくて翌日のお昼に完食しちゃいました。個人的には甘辛煮が食べだしたら止まらなくなる美味しさ~。 イタリアに来てから今まで嫌いだったものが食べられるようになってゆく現状に自分自身とても驚いています。つい2年ほど前まで苦手だったfinocchio(フィノッキオ - フェンネル)も今は生のままボリボリと食べられるほどになりました。 思うんですけど、気候とか、調理法とか、体調などによっても人間の味覚って変わる気がします。特に調理法は大切な事で、生のままだと強い味も一手間加える事によってその嫌な臭いが消える。そういう体験を何度もしているので、自分の嫌いな食材を使ったお料理が出てきても必ず味見する事にしています(乳製品以外は)、いつそれを克服するチャンスがあるかわかりませんからね。 いずれにしてもイタリアのお野菜は日本のそれと比べるとかなり味がしっかりとしていて、でも日本野菜の独特なえぐみがない(例えばニンジンとか)。、それはハウス栽培などの技術がまだあまり進歩していない事と、だからこそ季節に取れたものをその時期に沢山食べるための調理法を知っているからなのかも知れません。 何はともあれこの年になって(ってそんな年寄りみたいに思わないでね)まさか蕗が食べられるようになるとは思わなかったし、まさかまさかイタリアで蕗が食べられるとも想像もしていませんでした。 本当に美味しく心に沁みる夕食でした。 Heroいつもありがとうね。 という訳で最初にタイアップ企画とか書きましたが、私はHeroがいかにマメでお料理が上手かを宣伝したに過ぎない宣伝マンなのでした、チャンチャン♪ <予告>明日は更に面白い記事をタイアップでお届けすると思いますよ。お楽しみにー
by tammys04
| 2007-06-21 06:31
| tavola - 今日の食卓
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