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2010年 11月 27日
Succo di Oliva(オリーブのジュース) その昔住んでいたフィレンツェのスタジアム近くの家。そこから車で15分ほど山を登ると広大なオリーブ畑が広がっている。フィエーゾレでもセッティニャーノでもない、その丁度中間あたりにあるオリーブ畑の搾油所見学に行ってきました、というのは前回お知らせしましたね。 ではたわわに実ったオリーブの実がどのようにオイルになってゆくのか。 今日はそんなオリーブ畑からFrantoio(フラントイオ -搾油工場)見学をお届けします。 尚、オリーブの搾油工場見学はワイナリー訪問などと同様La Cenetta(ラ・チェネッタ)の個人旅行コーディネートの一環として承っております。興味のある方は弊社フォームよりお問い合わせ下さい ↑ブログランキングに参加しています ただいま53位。。。 今日もポチッと応援してね♪ Campo d'olivo 今年は10月25日から収穫が始まったこの農場。 見渡す限りの広大な畑からオリーブが収穫されます。総敷地面積300h、オリーブの木の数20,000本。オリーブの種類はモライオーロとフラントイオ。 EXVエキストラバージンと呼ばれるオイルを絞るには、収穫後12時間以内に実を絞らないといけない、これは法律で決められていること。だからこの時期畑も工場もフル回転で動いています。 (左) 収穫されたオリーブがここにざーっと入れられて、吸い上げられて運ばれます (右) 吸い上げられたオリーブたち。 この床は全て計りになってます。運ばれてきたオリーブはここで正味をはかり、その後枝葉や虫を取るために運ばれてゆきます。 (左) ざっと入れられたオリーブが再び吸い上げられ (右) コンベアーで運ばれます 虫や枝葉とオリーブを分けるために洗う作業 綺麗になったオリーブの実 オリーブの実がすりつぶされ、つぶしたオリーブ(マロン色)になったものを27度の温度で30分ミックスします その後この機械の中でsansaと呼ばれるカスとliquida(オリーブの汁)にわけられます。 そして更にそのオリーブの汁を高速の遠心分離機にかけて余計な水分と純粋なオイルの部分を分けます。 そうして出てくるのがEXVと呼ばれるエキストラバージンオイル。一番絞りのオリーブオイルです。 一段階目 二段階目 あ~、こんな風に絞りたてのエキストラバージンの最高級オイルが出る蛇口が家にも欲しい^^ 見てください、みなさん!本来絞りたてのオリーブとはこういう緑色なんですよ。 こうして絞られたオイルはしばらく置いてから出荷されます。絞りたてでもオリーブオイルの味がすると思ったら大間違い。絞ってすぐはオリーブの実をそのままかじったのと同様、苦いのです。これが10日もするとピリッと辛味のある、でもまろやかな、ジュースになるのです。 あえて、オイルと書かずにジュースとしていますが、オイル=油というのは当然の事ですが、絞りたてのエキストラバージンは油じゃないと思ってます(個人的主観の問題ですが)。 やはりオリーブのジュースなんです。青い葉っぱのような、カルチョーフィのような味わいがあって、トスカーナ産の場合は特に緑のオリーブも使うため若い青みというかピリッとした辛味が特徴ですが、これは一度知ってしまうと病みつきになる味です。 こうして出荷された2010年度の新エキストラバージンオイルが市場にも出回っている今、もちろんそのお味を存分に楽しむにはサラダや冷たい料理に使ったり、炒め物に使うのはご法度。 最上級のオイルは間接的に熱を通す事で、更にその香りが引き立つのです。 ですから、Fettunta(フェットゥンタ)と呼ばれる、塩もバターも入らないトスカーナパンをただオーブンで焼いて、上からこの最上級EXV(エキストラバージン)オイルをたっぷりかけて、塩をほんの少しだけして、オリーブのジュースを吸うようにこのパンを食べる。これこそ、最高な味わいかただと思います。 もしくはミネストローネなどのスープ系の上に仕上げにちょろ~っとたらす。これもまた最大限にその香りを活かす楽しみ方ですね。 ↑これはsansa(絞りかす)の山。こうして外に排出されたカスは他の業者さんが引き取って行きます。二番絞りや他のオイルになるわけです。オリーブオイル、という表示だけのものって葉っぱやこういうものが混ざって作られているんですよね。だからイタリア人は調味料としてただのオリーブオイルというのは使いません。混ぜ物が入ってるから、そしてサラダにせよ味付けにはただの油でしかないから身体に悪いと言って^^ 確かに、この国でEXVはお安く手に入るし、絞りたての今でさえ、市場では安売りなどをしていますから何も油を使う必要はないですものね。なんとも贅沢なお話しですが。 遠心分離機にかけられ出た水分はオリーブの畑に再び撒かれます。無駄部分は一つもないんですね。 さて、オリーブ畑からfrantoio(工場)まで見学をした私達。気づけばランチタイムです。 次回はこの農園が経営するお昼ご飯の模様をお届けします。 ↑ブログランキングに参加しています いつも応援ありがとうございます すごく励まされています
by tammys04
| 2010-11-27 03:50
| viaggi - 旅行、遠足
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