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2010年 06月 23日
やっと少しずつ暖かくなってきたフィレンツェですが、朝晩はやはり冷え込みがあって半そでではとてもいられず。って、もう6月も終わりなのに、なんという異常気象なんでしょうね。 昨日は朝6時過ぎに家を出たのですけれど、バスを待つ間の寒かった事。しかも間服のスーツだったのに。 さて、本当なら6月22日にMaggio Fiorentino(マッジョ フィオレンティーノ)のシーズン最後のコンチェルトが行われるはずでしたが、またもや全国的なSciopero(スト)により中止となりました。 その前日にゲネがあるからと誘われて(一般人にも開放されていました)劇場で見てきたのですけれど、演目は第九でした。 ほぼ毎年シニョーリア広場で開催されるマッジョのシーズン最後のコンチェルトを聴いてきているだけに、今年は何かが足りない、そんな気持ちになりました。 今回の第九は私の知っている第九のイメージとはちょっと違って面白かったのです。演奏会が中止になった事は毎年楽しみにしている市民だけではなくMaggioで歌っている人たち、演奏している人たちにとってもとても残念な国からの通達だったのです。 政府の政策により劇場や音楽の世界で仕事をする人たちにしわ寄せが来ています。 国からの援助が減る事はもちろんの事、そうなる事で給与が減らされる法案が持ち上がり、また一つ演目を行うと多大な損失が出るため、シーズン中のオペラの上演回数が極端に減ったり。 ベルカントというすばらしいテクニック、そして長い歴史を持つイタリアオペラがこうして音楽やオペラを何も知らない 政治家の「経費削減」の目的の一項目として安易に処理して欲しくはないと強く願ってやみません。 ↑ブログランキングに参加しています 今日もポチッと応援してね♪
by tammys04
| 2010-06-23 22:41
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