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2008年 03月 11日
↑今日も1ポチ、応援ありがと♪ Bonciに関してはご存知の方が沢山いらしたようで、さすがはボンチ、と今更ながらに思うわたし。もう随分前から有名な会社ですものね。 さて、予告していたように、今回は工場の潜入レポ。 写真、めちゃくちゃ沢山撮りましたが、果たしていろんな工程を全てお見せしてよいかどうかは判断に困るところなので、 トップの↑写真はパスクアの時に食べるColomba(コロンバ)を逆さづり(笑)にしているところです。 コロンバとはハトの意味です。パスクア、復活祭(今年は3月23日)に象徴されるのは前回ご紹介した卵をかたどったチョコレートや卵料理、そのほかハトの形をしたコロンバと呼ばれるスポンジベースにドライフルーツの入ったケーキ、メインのお料理だと羊が揚げられます。 これらには全て意味があり鳩は平和、卵は命、羊は聖なるものの象徴です。 今回の工場見学で伺った話にコロンバはイタリアでだけ食べる習慣だとか。他の国ではパスクアの昼食の後のお菓子に必ず食べる訳ではないそうです。カトリックではない私は、カトリックの国全てコロンバを食べていると思っていました。 話しがそれましたが、今はやっとコロンバ製造の最盛期を少し過ぎたという事でしたが、毎朝まずコロンバが次々出来上がり、こうして最初の写真のようにみな逆さに吊るされてゆきます。 これって後で思ったのですが、きっとシフォンケーキと一緒で焼きあがった後の縮みを防ぐためでしょうね。 これは醗酵途中の生地。この生地はマードレと呼ばれる酵母の段階から36時間もかけて醗酵されるんです。もちろんその間人の手が加わり、第一醗酵、その次(詳しくは省略します)といろんな段階を経てここまで来るのですが。 醗酵の済んだ生地をコロンバの型においてゆきます。既にもうコロンバですね(笑) 大事そうに抱えているのはマードレと呼ばれる酵母。50年間ずっと使っては増やし続けいている大切なもの。 抱いていらっしゃる方はBonci家のご長男Silvioさんです。「マードレ(お母さん)という名の子供を抱いているみたいだな」と弟のAlessandro(三男)さんにからかわれて照れた笑顔です♪かわいい。 この会社の為に開発された機械。何度も試行錯誤を繰り返したどり着いた機械なんですって! ここであのパンブリアコーネも最終段階を迎えます。あの、アルコールのた~っぷり染みたケーキはここで作られるのです。そして串刺し&逆さづりにされていたハト、コロンバたちもやっと串が抜かれます(写真手前の銀の棒が串でした) 最後は真空にパッキングされて、箱詰めして出来上がり♪ 季節柄、コロンバの製造過程をお見せ致しましたが、パンブリアコーネもこうして一つ一つ手作りで作られています。この会社の商品には一切防腐剤や科学調味料が入っていないんですよ。このいろいろ騒がれている時代に!(ってそれは日本だけですね) では、なぜ賞味期限が製造から250日もあるのか。それは全てアルコールのお陰なんです。一度召し上がった方はお分かりですね、あの袋を開けた時のぷ~ん、ふわ~っというアルコールの香り。飲めない人はそれだけで酔いそうな^^ あのアルコール成分のお陰なんです。 原材料にもものすごくこだわってます。使っているパッシート(お酒)を見せて欲しいとお願いしたのですが、バターやレーズンは見せてくれたものの、そこは企業秘密だからとNGでした。 その代わりこのレーズンは試食させてもらいました。ギリシャのコリントレーズン。小粒で甘みが少ないのですが、噛んでいるといつまでも香りが口に残ります。後味がいつまでも長いといえばよいでしょうか。レーズンは2種使っていてもう一つはトルコからのもの。 コロンバを作っていた生地は基本がパンブリアコーネと同じ物です。だからそこにもこれらのこだわりのある原材料が使われているんですよ。 この他上階にあるチョコレート製造室にもお邪魔していろいろ見せていただきました。こちらは卵型のパスクア製品作りで大忙しでした。 いや~、楽しい工場見学でしたねぇ。パンブリアコーネお土産にもらっちゃったし、えへ。 今回の視察はイタリア食材の輸入業者Bellissimoの社長清水さんの同行でした。 この後私と清水さんはランチをするのですが、長くなるのでこれは次回また。 <Tammyのずっこけ話し> 昨年ある百貨店のイタリアフェアーで清水さんと初対面しました。 私のメインサイトLa Cenettaと相互リンクして頂いていると思い込んでいた私は、ご挨拶に伺ったのですが、どうも先方の様子がおかしい・・・どちらの方?何している方?しまいにはリンクちゃんとチェックしておきますねというお言葉を頂き、やっと一抹の不安を覚えた私。 帰り道早速サイトをチェックすると、リンクがない・・・あ、またやっちゃった(笑) でも、その時の雰囲気が何となくおかしかったので話題を転換し、清水さんもトスカーナと言えば~とその時Bonciの話しが出たのでした。たまたま知り合いが2人働いているので連絡取りますよなんて安請け合いして、結果それが功を奏したのですけれど。 イタリアンフェアー最終日2日目にお詫びに行きましたよ、リンクの件。 でもボンチさんとの架け橋(そんな立派なもんじゃないけど)になったご褒美に先方のサイトにもリンクして頂けたのでした。 tammy身体をはって営業をした2007年秋、東京の旅でした(笑) そんなずっこけな私の印象が強かったのか?今回のお仕事にお誘いを頂きました。 いや~、たまにはずっこけも役に立つのかしらなんて、そんな風に思い直してしまう私でした。だからずっこけが減る訳がないんですね~。 お世話になりました、清水さん。こんな私ですが、今後もどうぞよろしくお願いしますね♪
by tammys04
| 2008-03-11 01:35
| lavoro - 仕事
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